こんにちは。
川崎市中原区にある田邉畳店です。
本日は木月の住宅での表替でした。
お客様は引っ越し予定であり、その修繕での注文でした。
物件管理人より4.5帖間の内1帖、6帖間の内2帖の表替を依頼されたため、
当店へ3帖の表替の注文を頂きました。
その際の仕様でJAS2等相当品を使用してくださいとのことです。
目次
JASとはどのような意味なのか?
JASとはJapanese Agricultural Standardの略で日本語に戻すと日本農林規格となります。
日本農林規格(にほんのうりんきかく)とは、農林物資の規格化等に関する法律(JAS法、1950年公布)に基づく、農・林・水・畜産物およびその加工品の品質保証の規格である。英語: Japanese Agricultural Standard であるため、一般に頭文字の『JAS(ジャス)』と略されたり、その規格をJAS規格(ジャスきかく)と呼ぶことが多い。この規格に適合した食品や加工食品の製品には、JASマークと呼ばれる規格証票を付した出荷・販売が認められている。
ウィキペディア 日本農林規格ページより
法律の基づき規格化した農林物資をJASで保証しますよという意味です。
JAS規格の中には
1.一般JAS
2.有機JAS
3.特定JAS
4.生産情報公表JAS
5.流通JAS
とありますが、畳表は1.の一般JASに含まれています。
どのような基準でJASの格付けがされるのか?
今回仕様した畳表はJAS2等ですが、どのくらいランクがあるのか。
上から順に
特等
1等
2等
とされています。
2等というので中くらいなイメージですが、JASの中では一番低ランクです。
下記の通り農林水産省より適用基準が公表されています。
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/kikaku_itiran2-153.pdf
耳毛(ヒゲ)の長さ、い草の織込み量(重量)、色調etcといったところです。
表1種、2種、3種は恐らく京間、中京間、関東間の違いかと思われます。
今回のJAS2等については、経糸は綿1本、ヒゲの長さは7×7です。
これで品質認定シールが貼られていました。
かまち(短辺)部分を縫う際に、シールも一緒に縫い込みます。
どのように検査を行うのか?
検査方法については下記の通り公表されています。
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/kensa_tatami_h250401.pdf
検査は抽出して行います。
種類、たて糸の種類及び製造条件が同一と認められ、かつ、同一等級に格付しようとする畳表
の一日分の製造荷口を検査荷口とし、その検査荷口から無作為に次の表の左欄に掲げる検査荷口
の大きさの区分に従い、それぞれの同表の右側に掲げる枚数の畳表を試料として抽出する。
検 査 荷 口 の 大 き さ 抜 取 り 枚 数
40以下(枚) 10(枚)
41以上 100以下 20
101以上 300以下 30
301以上 1,000以下 50
1,001以上 2,000以下 80
製造ロットの総数に応じて抜き取り枚数を決め、サンプリングにて検査を行うということでしょうか。
また、認定機関も公表されています。
3.一般財団法人広島県い業会館
国営の物件で、ある程度の品質の物を使ってほしい場合はJASで等級を指定してくるということですね。
畳表を選ぶ判断材料に使ってくれたらと思います。
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